文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー診療の実際 喘息
慢性閉塞性肺疾患(COPD)と喘息
著者: 馬島徹1 堀江孝至1
所属機関: 1日本大学医学部第1内科
ページ範囲:P.244 - P.247
文献購入ページに移動●COPDには肺気腫,慢性気管支炎,気管支喘息の一部が含まれ,それぞれがオーバーラップしている.
●COPDや喘息では気道粘膜にマクロファージや活性化T細胞の浸潤がみられ,慢性気管支炎では杯細胞過形成や粘膜下腺の細胞増生,肥大がみられ,喘息では好酸球,T細胞,肥満細胞,好塩基球などの炎症細胞や,気道上皮の剥離,粘膜・粘膜下の浮腫,上皮杯細胞化生,粘膜下腺過形成などを認める.
●COPD,喘息の治療にはβ2刺激薬,テオフィリン薬,抗コリン薬の気管支拡張薬が用いられるが,COPDでは抗コリン薬,喘息では吸入β2刺激薬が第一選択である.テオフィリン薬は両者に有効である.喘息では吸入ステロイドは最も効果があるが,COPDでは確立されていない.
●COPDや喘息では気道粘膜にマクロファージや活性化T細胞の浸潤がみられ,慢性気管支炎では杯細胞過形成や粘膜下腺の細胞増生,肥大がみられ,喘息では好酸球,T細胞,肥満細胞,好塩基球などの炎症細胞や,気道上皮の剥離,粘膜・粘膜下の浮腫,上皮杯細胞化生,粘膜下腺過形成などを認める.
●COPD,喘息の治療にはβ2刺激薬,テオフィリン薬,抗コリン薬の気管支拡張薬が用いられるが,COPDでは抗コリン薬,喘息では吸入β2刺激薬が第一選択である.テオフィリン薬は両者に有効である.喘息では吸入ステロイドは最も効果があるが,COPDでは確立されていない.
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