文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー診療の実際 喘息
アスピリン喘息
著者: 末次勸1
所属機関: 1末次医院
ページ範囲:P.249 - P.251
文献購入ページに移動●アスピリンだけでなく,すべての酸性NSAIDsにより発作が誘発される喘息である.食品・医薬品添加物,自然界のサリチル酸化合物でも発作の増悪が認められる.
●アトピーを合併しうるが,本症自体は非アレルギー性の喘息である.
●臨床像の特徴は内因型に類する.すなわち,通年型である,30歳代に発症のピークがあり成人に多い,女性にやや多発する,好酸球増多をしばしば伴う,初診時重症例が多い,鼻茸・慢性副鼻腔炎・嗅覚著明低下を高率に認める,アトピーを合併しなければ総IgE値は低く,特異的IgEも陰性である.
●治療は徹底的な発作誘発物質の除外と発作時の対策を基本とする.
●アトピーを合併しうるが,本症自体は非アレルギー性の喘息である.
●臨床像の特徴は内因型に類する.すなわち,通年型である,30歳代に発症のピークがあり成人に多い,女性にやや多発する,好酸球増多をしばしば伴う,初診時重症例が多い,鼻茸・慢性副鼻腔炎・嗅覚著明低下を高率に認める,アトピーを合併しなければ総IgE値は低く,特異的IgEも陰性である.
●治療は徹底的な発作誘発物質の除外と発作時の対策を基本とする.
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