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文献概要
今月の主題 アレルギー診療の実際 アレルギー疾患の危機管理と救急治療
アナフィラキシー,急性じんま疹と血管浮腫の原因,予防と救急治療
著者: 高藤繁1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学内科
ページ範囲:P.263 - P.265
文献購入ページに移動●アナフィラキシーはIgE抗体の関与するI型アレルギーによって起こる.アナフィラキシーの一症状として,じんま疹,血管浮腫がみられることがある.アナフィラキシーの原因物質として,βラクタム系抗生物質などの薬剤,食物,ハチ毒などがある.
●血管浮腫は,補体第一成分阻害因子の異常に基づいて起こることがある.
●薬物によるアナフィラキシーの予防には問診が重要であり,また,予知手段として皮内テストやプリックテストが行われる.
●アナフィラキシーショックの治療では,エピネフリン皮下注が第一選択であり,循環不全あるいは気道閉塞に対する救急処置が中心となる.
●血管浮腫は,補体第一成分阻害因子の異常に基づいて起こることがある.
●薬物によるアナフィラキシーの予防には問診が重要であり,また,予知手段として皮内テストやプリックテストが行われる.
●アナフィラキシーショックの治療では,エピネフリン皮下注が第一選択であり,循環不全あるいは気道閉塞に対する救急処置が中心となる.
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