icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻2号

2000年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー診療の実際 全身性アレルギー疾患

ハチアレルギーの診断と治療

著者: 湯川龍雄12 平田博国1 福田健1

所属機関: 1獨協医科大学呼吸器・アレルギー内科 2湯川内科クリニック

ページ範囲:P.279 - P.283

文献購入ページに移動
●ハチアレルギー(hymenoptera allergy)は,アナフィラキシーショックを惹起し,年間30〜50例の死亡報告例があり,重要な全身性アレルギー疾患の一つと考えられる.
●診断は,ハチ毒(スズメバチ,アシナガバチ,ミツバチなど)に対するIgE抗体を皮膚テスト,血液検査(RAST法)で検出する方法が一般的である.
●治療は,根本療法(減感作療法)と対症療法(薬物療法)の二つに大別されるが,本邦では前者に保険適用がなく,また,後者も欧米で使用が一般化されている救急治療キットが認可されておらず,今後の改善と普及が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?