文献詳細
文献概要
今月の主題 高血圧の診療—新しい話題 高血圧の病態
インスリン抵抗性
著者: 片山茂裕1
所属機関: 1埼玉医科大学第4内科
ページ範囲:P.352 - P.354
文献購入ページに移動●本態性高血圧症にも,肥満やインスリン非依存型糖尿病(NIDDM)の病態であるインスリン抵抗性が存在する.
●高インスリン血症は,腎臓からナトリウムの再吸収を高め,あるいは交感神経系を刺激することにより,血圧の上昇に働く.
●高インスリン血症を示す者では,肥満や糖・脂質代謝異常を高頻度に合併する.
●治療にあたっては,減量や運動はもちろん,インスリン抵抗性を改善する降圧薬を選択することが重要である.
●高インスリン血症は,腎臓からナトリウムの再吸収を高め,あるいは交感神経系を刺激することにより,血圧の上昇に働く.
●高インスリン血症を示す者では,肥満や糖・脂質代謝異常を高頻度に合併する.
●治療にあたっては,減量や運動はもちろん,インスリン抵抗性を改善する降圧薬を選択することが重要である.
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