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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻3号

2000年03月発行

文献概要

今月の主題 高血圧の診療—新しい話題 降圧薬の話題

カルシウム拮抗薬

著者: 猿田享男1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.395 - P.397

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●Ca拮抗薬は,その優れた降圧効果と重篤な副作用がないことから,日本では高血圧治療において最も多く使用されている.
●作用持続の短いCa拮抗薬は血圧を動揺させ,虚血性心疾患に悪影響を与える可能性があるので,1日1回投与ですむような作用持続の長いCa拮抗薬を用いるべきである.
●ACE阻害薬とCa拮抗薬の脳・心血管疾患の発症阻止効果の比較試験で,Ca拮抗薬がACE阻害薬よりやや劣る成績が出てきている.
●今後Ca拮抗薬とACE阻害薬,あるいはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬との併用投与が多くなるであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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