文献詳細
文献概要
今月の主題 高血圧の診療—新しい話題 降圧薬の話題
利尿薬
著者: 加藤丈司1 江藤胤尚1
所属機関: 1宮崎医科大学第1内科
ページ範囲:P.410 - P.412
文献購入ページに移動●利尿薬は,化学構造と作用部位により,サイアザイド系利尿薬およびサイアザイド類似利尿薬,ループ利尿薬,K保持性利尿薬に分類される.
●サイアザイド系利尿薬は,降圧薬として汎用されている薬剤であり,β遮断薬やACE阻害薬などのほかの降圧薬の併用薬としても有用である.
●ループ利尿薬は強力な利尿作用を有しており,K保持性利尿薬はほかの利尿薬による低K血症の予防にも有用である.
●利尿薬は,電解質および糖・脂質代謝に対して好ましくない影響を及ぼす場合があるが,同薬の第一次選択薬としての有益性は,多くの大規模介入試験により実証されている.
●サイアザイド系利尿薬は,降圧薬として汎用されている薬剤であり,β遮断薬やACE阻害薬などのほかの降圧薬の併用薬としても有用である.
●ループ利尿薬は強力な利尿作用を有しており,K保持性利尿薬はほかの利尿薬による低K血症の予防にも有用である.
●利尿薬は,電解質および糖・脂質代謝に対して好ましくない影響を及ぼす場合があるが,同薬の第一次選択薬としての有益性は,多くの大規模介入試験により実証されている.
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