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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻3号

2000年03月発行

文献概要

今月の主題 高血圧の診療—新しい話題 合併症を伴う高血圧—個別治療の実際

脳血管障害

著者: 北川一夫1 松本昌泰1 堀正二1

所属機関: 1大阪大学大学院病態情報内科学

ページ範囲:P.418 - P.421

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●脳卒中急性期には,脳循環自動調節能が障害されている.
●脳梗塞急性期には,原則として降圧療法を行わない.
●脳出血急性期には,治療前の血圧値の80%,もしくは収縮期血圧160mmHgをめどに降圧する.
●慢性期脳卒中の再発予防には,収縮期血圧130mmHg,拡張期血圧85mmHg未満の正常血圧値を目標にゆっくり降圧する.
●脳血管障害急性期の降圧には,ジルチアゼム,ニカルジピンの微量点滴静注,慢性期の降圧治療には各種の経口降圧剤を用いる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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