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今月の主題 高血圧の診療—新しい話題 合併症を伴う高血圧—個別治療の実際
心肥大,心不全
著者: 青柳昭彦1 平田恭信1 永井良三1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院循環器内科
ページ範囲:P.423 - P.427
文献購入ページに移動●アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬が心不全の長期予後を改善することは,多くの大規模臨床試験で証明されている.アンジオテンシン受容体拮抗薬は,血管壁や心筋局所でキマーゼを介して産生されたアンジオテンシンⅡの作用も抑制するため,ACE阻害薬以上の心肥大抑制作用や心不全改善作用が期待されている.
●βブロッカー,特に最近注目されているcarvedilolでは,心不全の予後を改善することが示されている.副作用として心機能が悪化することもあるので注意を要する.
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