文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のための皮膚所見の診かた 内科医へのヒント
かゆみ—透析のかゆみから老人性皮膚瘙痒症のかゆみまで
著者: 宮地良樹1
所属機関: 1京都大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.562 - P.565
文献購入ページに移動●透析や黄疸のかゆみは中枢性で,オピオイドペプチドがかゆみのメディエータとして神経組織に存在するモルヒネ受容体に作用することで惹起される可能性がある.
●多くの皮膚疾患のかゆみは末梢性で,かゆみの刺激が表皮・真皮接合部に存在するかゆみ受容体ともいわれる神経終末に作用し,生じたインパルスが求心性C線維により伝達され,大脳皮質に到達することでかゆみとして知覚される.
●高齢者ではドライスキンによる皮膚瘙痒症が多いが,内科疾患が介在する場合を見逃してはいけない.
●ドライスキンによる皮膚瘙痒症ではスキンケアとライフスタイルの検証が重要である.
●多くの皮膚疾患のかゆみは末梢性で,かゆみの刺激が表皮・真皮接合部に存在するかゆみ受容体ともいわれる神経終末に作用し,生じたインパルスが求心性C線維により伝達され,大脳皮質に到達することでかゆみとして知覚される.
●高齢者ではドライスキンによる皮膚瘙痒症が多いが,内科疾患が介在する場合を見逃してはいけない.
●ドライスキンによる皮膚瘙痒症ではスキンケアとライフスタイルの検証が重要である.
掲載誌情報