icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻5号

2000年05月発行

文献概要

今月の主題 血栓症と抗血栓薬 血栓症の基礎—最近の研究の進歩

血栓症の病理

著者: 浅田祐士郎1 丸塚浩助1 住吉昭信1

所属機関: 1宮崎医科大学病理学第1講座

ページ範囲:P.685 - P.687

文献購入ページに移動
●動脈血栓の形成は,内皮下組織への血小板の粘着により始まり,引き続いて血小板凝集,フィブリン形成が起こる.
●動脈硬化巣の破綻部位では,血小板とともに外因系血液凝固系の活性化により,フィブリンに富んだ大きな血栓が形成される.
●播種性血管内凝固症候群(DIC)は,全身臓器の毛細血管レベルにフィブリン血栓が多発する.
●血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)では,心,脳,腎などの細小動脈と毛細血管に血小板血栓が多発する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?