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今月の主題 血栓症と抗血栓薬 血栓症の基礎—最近の研究の進歩
組織因子と血栓形成
著者: 加藤久雄1
所属機関: 1国立循環器病センター研究所
ページ範囲:P.693 - P.696
文献購入ページに移動●組織因子は細胞膜表面に存在する膜蛋白質である.
●組織因子の細胞外領域に血漿中のⅦ因子あるいはⅦa因子が結合することにより血栓生成反応が開始される.
●組織因子遺伝子の発現は種々の因子により制御され,また組織因子活性は血漿中のプロテアーゼインヒビター(TFPI)により阻害される.
●組織因子は血栓形成反応だけでなく,細胞内の情報伝達系の活性化反応にも関与し,血管新生や炎症,ガンの転移などにも関与している.
●組織因子の細胞外領域に血漿中のⅦ因子あるいはⅦa因子が結合することにより血栓生成反応が開始される.
●組織因子遺伝子の発現は種々の因子により制御され,また組織因子活性は血漿中のプロテアーゼインヒビター(TFPI)により阻害される.
●組織因子は血栓形成反応だけでなく,細胞内の情報伝達系の活性化反応にも関与し,血管新生や炎症,ガンの転移などにも関与している.
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