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今月の主題 血栓症と抗血栓薬 血栓症の臨床—疫学と病態
急性冠症候群
著者: 後藤信哉1
所属機関: 1東海大学医学部循環器内科
ページ範囲:P.715 - P.717
文献購入ページに移動●急性冠症候群とは,冠動脈内の動脈硬化巣の破綻に引き続き,冠動脈が血栓性に閉塞することにより惹起される一連の疾患である.
●臨床症状としては,持続的な血流途絶による急性心筋梗塞症,間欠的な血流途絶による不安定狭心症のほかに,心臓性突然死が本疾患の範疇に含まれる.
●豊富な冠血流の存在下でできる冠動脈血栓の形成にあたっては,血小板が重要な役割を果たす.
●臨床症状としては,持続的な血流途絶による急性心筋梗塞症,間欠的な血流途絶による不安定狭心症のほかに,心臓性突然死が本疾患の範疇に含まれる.
●豊富な冠血流の存在下でできる冠動脈血栓の形成にあたっては,血小板が重要な役割を果たす.
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