icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻5号

2000年05月発行

文献概要

今月の主題 血栓症と抗血栓薬 血栓症の臨床—疫学と病態

冠インターベンションと血栓形成—頻度,病態解明の新知見

著者: 一色高明1

所属機関: 1帝京大学医学部内科

ページ範囲:P.718 - P.720

文献購入ページに移動
●冠インターベンション施行部位では血管内皮から中膜に及ぶ損傷があるため,血小板活性化に伴ってある程度の血栓形成は必発である.
●経皮的冠動脈形成術(PTCA)後の急性冠閉塞には,その大半に冠解離などによる血流障害が合併している.
●ステント植込み後には血小板機能が亢進し,その程度はPTCA施行後に比べて強大である.
●ステント植込み後の血栓性閉塞は大半が2週間以内に発症するが,強力な抗血小板療法によって,その発生頻度は1%以下に抑制される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?