icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻5号

2000年05月発行

文献概要

今月の主題 血栓症と抗血栓薬 血栓症の臨床—疫学と病態

抗リン脂質抗体症候群—血栓形成のメカニズム

著者: 鏑木淳一1

所属機関: 1東京電力病院内科

ページ範囲:P.739 - P.741

文献購入ページに移動
●抗リン脂質抗体は,血栓症の後天性危険因子と考えられ,血栓症は,抗リン脂質抗体症候群における主要な臨床所見である.
●抗リン脂質抗体は,カルジオリピンなどのリン脂質のみならず,β2-グライコプロテインIなどの血漿蛋白質とも反応し,血栓症の病態に関与している.
●血栓症の病態は,プロスタサイクリン産生の低下,プロテインC活性化の低下,活性化プロテインCによる第Va因子・第Ⅷa因子不活化の抑制など多彩である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?