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今月の主題 血栓症と抗血栓薬 血栓症の臨床—診断と進歩
検査診断—血栓準備状態の診断
著者: 野村昌作1
所属機関: 1関西医科大学附属香里病院内科
ページ範囲:P.747 - P.749
文献購入ページに移動●血中βトロンボグロブリン(β-TG)値は血小板活性化の指標の一つとして利用されている.
●β-TG,血小板第4因子(PF-4)ともに高値の場合は,in vitorでの血小板活性化による変化である可能性が高い.
●可溶型Pセレクチンの臨床的意義は,血栓症などの診断・治療効果判定の有用性などが挙げられるが,感染症や慢性の炎症性マーカーとしても注目されている.
●PAC-1もPセレクチンやCD 63と同様に,フローサイトメトリーを用いた活性化血小板の測定に利用されている.
●蛍光標識のアネキシンVとフローサイトメトリーを用いれば,容易に血小板のプロコアグラント活性を測定できる.
●マイクロパーティクル測定は種々の血栓性疾患の病態把握に有用であり,凝固系に関連した血小板活性化マーカーとして,また抗血小板薬のモニターとしても期待されている.
●β-TG,血小板第4因子(PF-4)ともに高値の場合は,in vitorでの血小板活性化による変化である可能性が高い.
●可溶型Pセレクチンの臨床的意義は,血栓症などの診断・治療効果判定の有用性などが挙げられるが,感染症や慢性の炎症性マーカーとしても注目されている.
●PAC-1もPセレクチンやCD 63と同様に,フローサイトメトリーを用いた活性化血小板の測定に利用されている.
●蛍光標識のアネキシンVとフローサイトメトリーを用いれば,容易に血小板のプロコアグラント活性を測定できる.
●マイクロパーティクル測定は種々の血栓性疾患の病態把握に有用であり,凝固系に関連した血小板活性化マーカーとして,また抗血小板薬のモニターとしても期待されている.
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