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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻5号

2000年05月発行

文献概要

今月の主題 血栓症と抗血栓薬 血栓症の臨床—治療

脳梗塞・TIAの抗血栓療法

著者: 内山真一郎1

所属機関: 1東京女子医科大学附属脳神経センター神経内科

ページ範囲:P.781 - P.785

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●進行性脳卒中や心原性脳塞栓症による虚血性脳血管障害(ICVD)には,ヘパリン療法の適応があると考えられているが,有効性は証明されていない.
●発症後3時間以内のICVDに米国ではt-PAの適用が承認されているが,日本では承認されておらず,発症後5日以内の脳血栓症にはオザグレル,2日以内のアテローム血栓性脳梗塞にはアルガトロバンが用いられており,最近大規模臨床試験によりアスピリンの早期再発低減効果と軽度の長期予後改善効果が示された.
●慢性期の動脈原性脳梗塞やTIAには抗血小板療法,心原性脳塞栓症にはワルファリンの再発予防効果が証明されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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