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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻6号

2000年06月発行

文献概要

今月の主題 症例から学ぶ水電解質・酸塩基平衡異常 総説

酸塩基平衡異常のアプローチ

著者: 奥田俊洋1

所属機関: 1東京大学保健センター内科

ページ範囲:P.870 - P.871

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●体の酸塩基平衡の調節には肺と腎が重要な働きをしている.
●H2CO3⇔H++HCO3-系は最も重要な緩衝系であり,その分析をstep by stepで行うことにより,酸塩基平衡の状態を把握できる.
●酸塩基平衡の解析に際し,生体では,最初に起きた異常が呼吸性の場合は代謝性の要素(腎)が,また代謝性の異常の場合は呼吸性の要素(肺)が代償的に働く.この代償性の反応の部分は生理的なものであり,異常ととらえるべきではない.
●生理的な代償範囲を逸脱するようなら,別の酸塩基平衡異常の合併を考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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