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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻6号

2000年06月発行

文献概要

今月の主題 症例から学ぶ水電解質・酸塩基平衡異常 症例・Ca・P代謝異常,その他

頭痛薬と高Cl血症

著者: 前田益孝1 小林隆彦1 椎貝達夫1

所属機関: 1取手協同病院内科

ページ範囲:P.938 - P.939

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 【症例】33歳,女性(主婦).20歳頃から頭痛あり,最近増悪したため,3日前より常用薬であるサリドンエース®20錠/日を内服した.しかし,頭痛の改善なく,前日より悪心・嘔吐もあり,来院した.
 血液生化学:TP 6.7g/dl,Alb 4.3g/dl,Na 141mEq/l,K 3.4mEq/l,Cl 164mEq/l(再検にて171mEq/l),Ca 9.2mg/dl,P 3.Omg/dl
 血液ガス:pH 7.408,Paco240.6mmHg,Pao295.2mmHg,HCO3 25.OmEq/l,BE O.4mEq/l
 *サリドンエース®の成分(1錠中):エテンザミド250mg,アセトアミノフェン110mg,プロムワレリル尿素100mg,無水カフェイン25mg,常用量:4錠/日まで

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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