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文献概要
今月の主題 ブレインアタック Brain attack 脳卒中急性期の治療戦略
ラクナ梗塞の急性期治療
著者: 寺山靖夫
所属機関:
ページ範囲:P.1124 - P.1127
文献購入ページに移動●ラクナ梗塞急性期の診断は臨床経過,臨床症候に加えてCT scanとdiffusion MRIによる画像診断が有用である.
●ラクナ梗塞の成因は深部穿通枝自体の血管病変であり,microatheromaと呼ばれるアテローム硬化性変化によるもの,lipohyalinosisと呼ばれる高血圧性変化によるものと塞栓性機序によるものがある.急性期の治療方針は病型別に検討することが重要である.
●ラクナ梗塞に類似の症候を呈するbranch atheromatous diseaseは主幹動脈のplaqueに起因するアテローム硬化性病変によるものであり,発症には血栓が関与している.
●ラクナ梗塞急性期の薬物治療は発症後も症状が進行性である症例に行い,その中心は抗血小板療法と抗凝固療法である.
●ラクナ梗塞の成因は深部穿通枝自体の血管病変であり,microatheromaと呼ばれるアテローム硬化性変化によるもの,lipohyalinosisと呼ばれる高血圧性変化によるものと塞栓性機序によるものがある.急性期の治療方針は病型別に検討することが重要である.
●ラクナ梗塞に類似の症候を呈するbranch atheromatous diseaseは主幹動脈のplaqueに起因するアテローム硬化性病変によるものであり,発症には血栓が関与している.
●ラクナ梗塞急性期の薬物治療は発症後も症状が進行性である症例に行い,その中心は抗血小板療法と抗凝固療法である.
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