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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻7号

2000年07月発行

文献概要

今月の主題 ブレインアタック Brain attack 脳卒中急性期の治療戦略

ラクナ梗塞の急性期治療

著者: 寺山靖夫

所属機関:

ページ範囲:P.1124 - P.1127

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●ラクナ梗塞急性期の診断は臨床経過,臨床症候に加えてCT scanとdiffusion MRIによる画像診断が有用である.
●ラクナ梗塞の成因は深部穿通枝自体の血管病変であり,microatheromaと呼ばれるアテローム硬化性変化によるもの,lipohyalinosisと呼ばれる高血圧性変化によるものと塞栓性機序によるものがある.急性期の治療方針は病型別に検討することが重要である.
●ラクナ梗塞に類似の症候を呈するbranch atheromatous diseaseは主幹動脈のplaqueに起因するアテローム硬化性病変によるものであり,発症には血栓が関与している.
●ラクナ梗塞急性期の薬物治療は発症後も症状が進行性である症例に行い,その中心は抗血小板療法と抗凝固療法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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