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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻7号

2000年07月発行

文献概要

今月の主題 ブレインアタック Brain attack 脳卒中急性期の治療戦略

一過性脳虚血発作の治療

著者: 畑隆志1

所属機関: 1横浜市立脳血管医療センター神経内科

ページ範囲:P.1131 - P.1134

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●一過性脳虚血発作は脳梗塞の重要な予兆である.しかし正しく診断され,正しく治療されていない場合も多い.
●診断には詳細な病歴聴取が必須であり,補助診断としてはMRIとMRA,頸動脈超音波検査が有用である.
●治療はアスピリン50〜325mg/日の投与が基本であり,アスピリンが服用できない場合やアスピリンを内服中にTIAが起こった場合(aspirin failure)には,抗凝固療法や代替療法(チクロピジン,ジピリダモールなど)が考慮される.
●頻発するTIAs,心原性塞栓症に起因するTIAには抗凝固療法を検討する.
●頸部内頸動脈に高度の狭窄(70〜99%)がある場合には内膜切除術の適応となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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