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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻7号

2000年07月発行

文献概要

今月の主題 ブレインアタック Brain attack 脳卒中急性期の治療戦略

脳梗塞に対する血行再建術の適応

著者: 平島豊1 桑山直也1 遠藤俊郎1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.1143 - P.1145

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●脳虚血急性期の治療で最も重要な点は,傷害が可逆的な段階にとどまっている間(therapeutic time window)に血流を再開することである.
●therapeutic time windowの範囲を超えた血行再建は神経機能の回復が期待できないだけでなく,脳浮腫,出血性梗塞を招く原因となる,
●急性期血行再建術には血管内手術(局所線溶療法,経皮的血管拡張術など)と外科手術(頸動脈内膜切除術,バイパス手術など)があるが,併用されることもある.
●血行再建術の適応決定では残存血液量の評価が重要であるが,diffusion MRIで直接脳の可逆性を判断することが有効な手段となる可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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