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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻7号

2000年07月発行

文献概要

今月の主題 ブレインアタック Brain attack 座談会

ブレインアタック—超急性期治療をめぐって

著者: 橋本洋一郎1 寺山靖夫2 平島豊3 長田乾4

所属機関: 1熊本市立熊本市民病院神経内科 2横浜市脳血管医療センター神経内科 3富山医科薬科大学医学部脳神経外科 4秋田県立脳血管研究センター神経内科

ページ範囲:P.1164 - P.1177

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 長田(司会) 本日は,脳卒中の超急性期治療をテーマにお話を伺っていきたいと思います.欧米では脳卒中について,1990年代から「heartattack」に対応する「brain attack」という言葉が使われ,heart attackと同様に救急治療の重要性が再確認されております.わが国でも1990年代の後半になってその取り組みが始まっていますが,まずは脳卒中にかかわる臨床の先生方に,脳卒中を救急医療として再認識していただくことが大事だと思います.
 脳梗塞の予後は虚血の時間と程度,範囲によって左右されますので,発症から入院までの時間が治療成績に大きく影響してきます.そこでまず,発症から入院までの時間とtherapeutic windowから話を始めたいと思います.橋本先生,ご自身のご経験から,脳卒中の患者さんをいかに早く搬送するかという点について,いかがですか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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