文献詳細
今月の主題 循環器薬の使い方 2000
循環器疾患の薬物治療の基本
文献概要
●細胞の活動電位の発生には主にナトリウム(Na),カリウム(K),カルシウム(Ca)の各電解質が関与するので,頻脈性不整脈治療に用いられる抗不整脈薬はこれらの電解質チャネルの抑制が主作用となる.
●β遮断薬は,不整脈抑制効果は低いものの,交感神経活性が亢進している状態では不整脈抑制に有効である.
●心機能の良好な心房細動に対してはslow kineticsを示すNaチャネル抑制薬(Ic群薬)が有効であり,生命予後を考慮した致死的心室性不整脈に対してはKチャネル抑制薬(Ⅲ群薬)の投与が勧められる.
●β遮断薬は,不整脈抑制効果は低いものの,交感神経活性が亢進している状態では不整脈抑制に有効である.
●心機能の良好な心房細動に対してはslow kineticsを示すNaチャネル抑制薬(Ic群薬)が有効であり,生命予後を考慮した致死的心室性不整脈に対してはKチャネル抑制薬(Ⅲ群薬)の投与が勧められる.
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