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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻8号

2000年08月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 2000 循環器疾患の薬物治療の基本

不整脈

著者: 杉薫1

所属機関: 1東邦大学医学部附属大橋病院第3内科

ページ範囲:P.1235 - P.1239

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●細胞の活動電位の発生には主にナトリウム(Na),カリウム(K),カルシウム(Ca)の各電解質が関与するので,頻脈性不整脈治療に用いられる抗不整脈薬はこれらの電解質チャネルの抑制が主作用となる.
●β遮断薬は,不整脈抑制効果は低いものの,交感神経活性が亢進している状態では不整脈抑制に有効である.
●心機能の良好な心房細動に対してはslow kineticsを示すNaチャネル抑制薬(Ic群薬)が有効であり,生命予後を考慮した致死的心室性不整脈に対してはKチャネル抑制薬(Ⅲ群薬)の投与が勧められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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