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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻8号

2000年08月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 2000 病態に応じた循環器薬の使い方 カルシウム拮抗薬

作用機序・効果・種類・特徴・副作用・禁忌

著者: 中村保幸1 木之下正彦1

所属機関: 1滋賀医科大学第1内科

ページ範囲:P.1296 - P.1299

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●カルシウム拮抗薬の原型(第1世代カルシウム拮抗薬)はベラパミル,ニフェジピンおよびジルチアゼムであるが,これらの性質には多少の相違点があるため,目的に合わせた使い分けが必要である.カルシウム拮抗薬の守備範囲は実に広く,降圧薬として,抗狭心症薬として,あるいは抗不整脈薬として有効である.しかし副作用も無視できず,また最近の大規模臨床試験ではカルシウム拮抗薬にとって不都合な結果が集積されてきた.急性効果が明確であるため使用しやすいが,長期予後を考慮して,あまりカルシウム拮抗薬に頼りすぎないことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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