文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 2000 病態に応じた循環器薬の使い方 利尿薬
高血圧における使い方
著者: 上野均1 井上博1
所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1322 - P.1324
文献購入ページに移動●浮腫傾向,老年者,女性および心不全を伴う高血圧症に適している.●高脂血症,耐糖能異常,痛風,高尿酸血漿,低カリウム血漿(サイアザイド,ループ),腎障害(カリウム保持性)を伴う高血圧症患者や生殖年齢の男性には適しない.
●他の非利尿薬系降圧薬(ACE阻害薬,β遮断薬,α遮断薬,AII受容体拮抗薬)の併 用薬として相乗的な降圧効果が期待できる.
●中程度以上の腎機能障害(Ccr<30ml/min,または血清クレアチニン値>2.5mg/dl)を伴う高血圧症に対してサイアザイド系利尿薬は効果がない.
●副作用は用量依存性であり,少量の利尿薬(1錠以下)は代謝系に及ぼす影響は少 ない.
●他の非利尿薬系降圧薬(ACE阻害薬,β遮断薬,α遮断薬,AII受容体拮抗薬)の併 用薬として相乗的な降圧効果が期待できる.
●中程度以上の腎機能障害(Ccr<30ml/min,または血清クレアチニン値>2.5mg/dl)を伴う高血圧症に対してサイアザイド系利尿薬は効果がない.
●副作用は用量依存性であり,少量の利尿薬(1錠以下)は代謝系に及ぼす影響は少 ない.
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