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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻8号

2000年08月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 2000 その他の循環器薬の使い方

α遮断薬

著者: 石光俊彦1 松岡博昭1

所属機関: 1獨協医科大学循環器内科

ページ範囲:P.1339 - P.1341

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●高血圧の成因の中で主要な要素である血管抵抗の増加にはα1受容体を介する交感神経刺激が重要な役割をもち,これを抑制するα遮断薬は高血圧の成因の中で本質的な部分に作用する降圧薬である.
●α遮断薬は第一選択薬として用いうる降圧薬の1つであり,インスリン抵抗性を改善することにより,動脈硬化に基づく循環器疾患の発症を抑制する効果に優れることが期待される.
●α遮断薬の副作用としては,初回投与時の著明な血圧低下(初回投与効果)や起立性低血圧などがあるが,徐効性のものを少量より漸増して用いれば問題となることは少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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