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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻8号

2000年08月発行

文献概要

新薬情報・2

塩酸ドネペジル

著者: 越前宏俊1

所属機関: 1明治薬科大学薬物治療学

ページ範囲:P.1392 - P.1393

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 適応■軽度から中等度のアルツハイマー型痴呆症の症状改善.重度の同痴呆症に対する効果は証明されていない.また病因論的に異なる脳血管性痴呆には適応がない.
 用法・用量■用量が3および5mgの錠剤として使用可能.治療用量は5mg/日であるが,投与初期の末梢性ムスカリン受容体刺激作用に関係すると考えられる消化器症状(嘔気・嘔吐など)の出現を回避するため,投与後1週間は3mg/日の用量で投与し,以後5mgに漸増する投与法が推奨されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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