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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻9号

2000年09月発行

今月の主題 「考える」診断学—病歴と診察のEBM

考える診断学の実際 common symptoms and signs編

うつ病:身体的愁訴

著者: 柴山雅俊1

所属機関: 1虎の門病院精神科

ページ範囲:P.1456 - P.1458

文献概要

 米国の診断基準によれば,気分の落ちこみや高揚を特徴とする病態は気分障害と呼ばれる.なかでも典型的なうつ病は,大うつ病性障害(major depressive disorder)と呼ばれている.その軽症・慢性型が気分変調性障害(dysthymic disorder)である.また従来躁うつ病と称されてきた疾患は,現代では双極性障害(bipolar disorder)と呼ばれる.
 大うつ病性障害の有病率は,女性では5〜9%,男性では2〜3%とされており,女性は男性の2倍である.また一般外来のうつ病の有病率は5〜10%,入院では20〜30%といわれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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