文献詳細
今月の主題 「考える」診断学—病歴と診察のEBM
考える診断学の実際 common symptoms and signs編
文献概要
米国の診断基準によれば,気分の落ちこみや高揚を特徴とする病態は気分障害と呼ばれる.なかでも典型的なうつ病は,大うつ病性障害(major depressive disorder)と呼ばれている.その軽症・慢性型が気分変調性障害(dysthymic disorder)である.また従来躁うつ病と称されてきた疾患は,現代では双極性障害(bipolar disorder)と呼ばれる.
大うつ病性障害の有病率は,女性では5〜9%,男性では2〜3%とされており,女性は男性の2倍である.また一般外来のうつ病の有病率は5〜10%,入院では20〜30%といわれている.
大うつ病性障害の有病率は,女性では5〜9%,男性では2〜3%とされており,女性は男性の2倍である.また一般外来のうつ病の有病率は5〜10%,入院では20〜30%といわれている.
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