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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻9号

2000年09月発行

文献概要

今月の主題 「考える」診断学—病歴と診察のEBM 考える診断学の実際 common symptoms and signs編

腰痛

著者: 菅田文彦1 鈴木康夫

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学内科

ページ範囲:P.1476 - P.1478

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 腰痛は,上気道炎に次いで外来初診時に多い主訴であるが,2週間持続的に腰痛を訴える患者は多くはなく,大部分は対症療法に反応する.しかしながら,時には特殊な治療を必要とする癌や重症感染症の1症状であることや外科的治療を要する疾病の場合もあるので,注意深い評価が肝要である.正しい診断を迅速に得るためには,①問診(病歴),②診察,③画像診断を含めた臨床検査が重要であるが,適切な検査を行い,専門医への紹介の必要性を決定するためには,問診と診察を特に注意深く行う必要がある.したがって本稿では,この2点を中心にEBMに基づいた腰痛へのアプローチを試みていく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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