文献詳細
文献概要
図解・病態のメカニズム 胃疾患・11
慢性胃炎の病態
著者: 石原俊治1 木下芳一1
所属機関: 1島根医科大学第2内科
ページ範囲:P.1547 - P.1549
文献購入ページに移動はじめに
Helicobacter Pylori(H. pylori)の発見によって慢性胃炎の病態や成因についての概念が大きく変貌したことはいうまでもない.特に本菌の慢性萎縮性胃炎への関与は明らかであり,腸上皮化生や胃癌との関連についても注目されている.現在では自己免疫性胃炎など一部の特殊な例を除けば,H. pylori感染が慢性胃炎の病態の大部分を占めると考えられるようになった.そこで,本稿では主にH. pylori関連胃炎の病態について概説する.
Helicobacter Pylori(H. pylori)の発見によって慢性胃炎の病態や成因についての概念が大きく変貌したことはいうまでもない.特に本菌の慢性萎縮性胃炎への関与は明らかであり,腸上皮化生や胃癌との関連についても注目されている.現在では自己免疫性胃炎など一部の特殊な例を除けば,H. pylori感染が慢性胃炎の病態の大部分を占めると考えられるようになった.そこで,本稿では主にH. pylori関連胃炎の病態について概説する.
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