icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻9号

2000年09月発行

文献概要

図解・病態のメカニズム 胃疾患・11

慢性胃炎の病態

著者: 石原俊治1 木下芳一1

所属機関: 1島根医科大学第2内科

ページ範囲:P.1547 - P.1549

文献購入ページに移動
はじめに
 Helicobacter Pylori(H. pylori)の発見によって慢性胃炎の病態や成因についての概念が大きく変貌したことはいうまでもない.特に本菌の慢性萎縮性胃炎への関与は明らかであり,腸上皮化生や胃癌との関連についても注目されている.現在では自己免疫性胃炎など一部の特殊な例を除けば,H. pylori感染が慢性胃炎の病態の大部分を占めると考えられるようになった.そこで,本稿では主にH. pylori関連胃炎の病態について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?