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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻10号

2001年10月発行

文献概要

今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療 治療の最前線

心不全に伴う不整脈の対処

著者: 鈴木雄介1 三田村秀雄2

所属機関: 1慶應大学医学部呼吸循環器内科 2慶應大学医学部心臓病先進治療学講座

ページ範囲:P.1678 - P.1680

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ポイント
 心不全に併発するAF,心室性不整脈の頻度は高い.
 抗不整脈薬であるNaチャネル遮断薬は,突然死を減らさず,逆に催不整脈作用により死亡率を高めることがある.
 アミオダロンは心室性不整脈の減少と心機能の改善を示し,特に非虚血性心筋症では死亡率を低下させる傾向を示す.
 ICDがアミオダロンなどの抗不整脈薬より優れた予後改善効果をもつことが大規模臨床試験により示されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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