文献詳細
今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
治療の最前線
心不全の外科治療—左室縮小術を中心に
著者: 堀井泰浩1 須磨久善2 磯村正2
所属機関: 1京都大学医学部附属病院心臓血管外科 2葉山ハートセンター
ページ範囲:P.1690 - P.1692
文献概要
内科治療が限界に達した末期的心不全症例は,補助人工心臓(VAD)および心移植が適応となるものの,VAD装着には限界があり,心臓移植は再開されたが,ドナー心は不足しており,自己心修復治療が見直されている.僧帽弁手術・左室内パッチ形成術(Dor手術)および左室縮小形成術(Batista手術)につき解説する.
掲載誌情報