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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻10号

2001年10月発行

今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療

個々の病態への対応

心筋梗塞後の心機能不全

著者: 坂本知浩1 小川久雄1

所属機関: 1熊本大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.1694 - P.1697

文献概要

ポイント
 心筋虚血が存在する左心機能不全例では,血行再建の適応の有無を確認するため積極的に冠動脈造影を施行する.
 ACE阻害薬は心筋梗塞発症後24時間以内に投与を開始し,左心機能不全症例では可及的長期の投与継続を行う.
 β遮断薬は心筋梗塞急性期では発症後12時間以内に投与を開始する.慢性期の重症左心機能不全例に投与を開始する場合は,少量より漸増していく必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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