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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻11号

2001年10月発行

文献概要

増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント 脳脊髄 各論

脳神経

著者: 前田正幸1

所属機関: 1三重大学医学部放射線科

ページ範囲:P.80 - P.83

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はじめに
 脳神経は脳幹から生じ,頭蓋底を走行する微細な構造のために,骨からの影響の強いCTはその描出にほとんど無力であった.MRIは高い組織コントラストを有し,骨からのアーチファクトが基本的にほとんどなく,また自由な撮像面を選択できるため,これら微細な脳神経を描出するのに適した方法である.しかも近年,3Dtime-of-flight(TOF)MRA,3Dfast spin-echo(FSE)MRなどの3Dフーリエ変換を用いた撮像法を用いることにより,その微細構造の描出能が著明に向上した1〜3).MRIによる脳神経の正常解剖像を知ることは,その病態の理解のためにも必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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