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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻11号

2001年10月発行

文献概要

増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント 脳脊髄 各論

脳血管

著者: 青木茂樹1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院放射線科

ページ範囲:P.85 - P.92

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はじめに
 血管・血流の情報は疾患,特に脳血管障害の診断に欠くことができない情報で,従来から脳腫瘍・脳血管障害などにおいてカテーテルを用いた選択的脳血管造影が広く行われていた.しかし,その合併症の頻度は高く,症状で観察した報告では少ないもので0.5%,MRIの拡散強調像で観察すると100回中23回の検査で異常が出現したという報告もあり,血管内治療は別として,その適応は術前や血管障害などに限られてきている.
 血管造影の適応を限定できるようになった背景には,CT,MRIの進歩で血管の情報が頭蓋内でも非侵襲的に得られるようになったことが大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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