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増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント 胸部 各論
肺胞・肺小葉
著者: 野間恵之1 小橋陽一郎2 伊藤春海3
所属機関: 1天理よろづ相談所病院放射線科 2天理よろづ相談所病院病理 3福井医科大学放射線科
ページ範囲:P.156 - P.163
文献購入ページに移動肺実質性陰影の典型例はいうまでもなく肺炎であろう.ただし一言で肺炎といっても,その病態は起炎菌と宿主の免疫の関係で千差万別である.また肺の画像診断の立場からいっても,この最も基本的な所見を正確に理解しておくことは,他の複雑なびまん性肺疾患の鑑別のためにも重要である.したがって本稿においては,まず肺の基本構造である小葉について整理し,さらに細気管支から周辺へ広がっていく病変がHRCT(high—resolution CT)を主体とした肺の画像診断でいかに把握されるかを,いくつかの典型例とその病理像を示しながら解説する.
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