icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina38巻11号

2001年10月発行

文献概要

増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント 胸部 各論

胸膜

著者: 三島慶子1

所属機関: 1産業医科大学放射線科

ページ範囲:P.178 - P.183

文献購入ページに移動
正常解剖
 胸膜・胸壁の正常解剖1〜3)
 胸膜は肺表面を覆う臓側胸膜と胸壁内面を覆う壁側胸膜からなり,両者は肺門部で移行する.また,臓側胸膜は肺の葉間に入り込み,隔壁(葉間裂,fissure)を形成する(図1).
 胸膜は胸膜腔に面した一層の中皮細胞とこれを裏打ちする結合組織からなり,胸膜腔には少量の液体が存在する.臓側胸膜と胸壁の間には脂肪に富む結合織があり,胸膜外脂肪(extrapleural fat)という.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?