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文献概要
増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント 骨・軟部 各論
肘関節
著者: 杉本英治1
所属機関: 1昭和大学医学部附属藤が丘病院放射線科
ページ範囲:P.360 - P.365
文献購入ページに移動正常解剖(図1)
骨軟骨
肘関節は,腕尺関節(ulnotrochlear joint),腕頭関節(radiocapitellar joint),上橈尺関節(prox—imal radioulnar joint)の3つの関節により構成される関節である.尺骨近位端は,肘頭(ole—cranon)と鉤状突起(coracoid process)により,滑車切痕(trochlear notch)が形成される.滑車切痕の関節軟骨は,95%の症例で中央部が欠損し,tro—chanter grooveを形成するが,これを軟骨病変と誤ってはならない(図2).また,この溝に遊離体が陥入することがある.上腕骨小頭のpseudodefectは,外側上顆と小頭との境界が軟骨の欠損様に見えるもので,横断像と冠状断像で出現する(図3).
骨軟骨
肘関節は,腕尺関節(ulnotrochlear joint),腕頭関節(radiocapitellar joint),上橈尺関節(prox—imal radioulnar joint)の3つの関節により構成される関節である.尺骨近位端は,肘頭(ole—cranon)と鉤状突起(coracoid process)により,滑車切痕(trochlear notch)が形成される.滑車切痕の関節軟骨は,95%の症例で中央部が欠損し,tro—chanter grooveを形成するが,これを軟骨病変と誤ってはならない(図2).また,この溝に遊離体が陥入することがある.上腕骨小頭のpseudodefectは,外側上顆と小頭との境界が軟骨の欠損様に見えるもので,横断像と冠状断像で出現する(図3).
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