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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻12号

2001年11月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路系疾患を診る 腎・尿路系疾患へのアプローチ

ネフローゼ症候群の鑑別診断

著者: 吉雄陽子1 宮崎正信1 河野茂1

所属機関: 1長崎大学医学部附属病院第2内科

ページ範囲:P.1817 - P.1820

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ポイント
▶ネフローゼ症候群の原因は腎疾患だけではないため,浮腫や高血圧などの現症のみに捉われずに患者を全身的に診ていく.
▶小児期には微小変化群が多数を占めており,成人になると膜性腎症が多くなる.また続発性ネフローゼ症候群の割合も高くなるため,背景にある糖尿病やアミロイドーシスなどに注意する.特に高齢者では悪性腫瘍の存在に注意する.
▶原因疾患により病状の進行程度や治療法も異なるため,初期段階において詳細な問診と的確な検査を行い,ある程度の鑑別診断を行うことが重要である.また最終診断のためには腎生検が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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