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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻12号

2001年11月発行

今月の主題 腎・尿路系疾患を診る

一次性糸球体疾患

急性糸球体腎炎と急速進行性糸球体腎炎の診かた

著者: 山縣邦弘1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系腎臓内科

ページ範囲:P.1825 - P.1827

文献概要

ポイント
 急性腎炎症候群と急速進行性腎炎症候群は,急性に始まる腎炎性尿異常と腎機能障害を伴う臨床症候群で,発症時点で両者を臨床的に鑑別するのは困難なことが多い.
 病理学的には急性糸球体腎炎は管内増殖性糸球体腎炎が典型像であり,急速進行性糸球体腎炎は半月体形成性腎炎が典型像である.
 急性糸球体督炎は安静と保存的治療により大部分の症例が治癒に向かう.
 急速進行性糸球体腎炎は強力な免疫抑制療法などを施行しないと大半が末期腎不全まで進行し,しばしば生命にも危険を及ぼす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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