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文献概要
今月の主題 腎・尿路系疾患を診る 一次性糸球体疾患
急性糸球体腎炎と急速進行性糸球体腎炎の診かた
著者: 山縣邦弘1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系腎臓内科
ページ範囲:P.1825 - P.1827
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急性腎炎症候群と急速進行性腎炎症候群は,急性に始まる腎炎性尿異常と腎機能障害を伴う臨床症候群で,発症時点で両者を臨床的に鑑別するのは困難なことが多い.
病理学的には急性糸球体腎炎は管内増殖性糸球体腎炎が典型像であり,急速進行性糸球体腎炎は半月体形成性腎炎が典型像である.
急性糸球体督炎は安静と保存的治療により大部分の症例が治癒に向かう.
急速進行性糸球体腎炎は強力な免疫抑制療法などを施行しないと大半が末期腎不全まで進行し,しばしば生命にも危険を及ぼす.
急性腎炎症候群と急速進行性腎炎症候群は,急性に始まる腎炎性尿異常と腎機能障害を伴う臨床症候群で,発症時点で両者を臨床的に鑑別するのは困難なことが多い.
病理学的には急性糸球体腎炎は管内増殖性糸球体腎炎が典型像であり,急速進行性糸球体腎炎は半月体形成性腎炎が典型像である.
急性糸球体督炎は安静と保存的治療により大部分の症例が治癒に向かう.
急速進行性糸球体腎炎は強力な免疫抑制療法などを施行しないと大半が末期腎不全まで進行し,しばしば生命にも危険を及ぼす.
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