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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻12号

2001年11月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路系疾患を診る 一次性糸球体疾患

膜性腎症と膜性増殖性糸球体腎炎の診かた

著者: 田中哲洋1 南学正臣1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科

ページ範囲:P.1832 - P.1835

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ポイント
 膜性腎症(MN)に対するステロイドの治療効果はさまざまで,現時点で確立された治療法はない.腎機能の低下は一般に緩徐で自然寛解例もみられることから,治療は臨床経過を踏まえて症例ごとに検討する.
 HCVが特発性膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)の原因として提唱されて以降,MPGNは比較的稀な疾患となった.
 MPGNの90%に低補体血症を認める.治療は主にステロイドおよび抗血小板療法を検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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