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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻13号

2001年12月発行

文献概要

カラーグラフ 消化管内視鏡検査—知っておきたい基礎知識・12

胃悪性リンパ腫

著者: 小田一郎1 斉藤大三1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院内視鏡部

ページ範囲:P.2140 - P.2143

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 非上皮性悪性腫瘍の頻度は,胃悪性腫瘍の1〜2%とされているが,そのなかで最も頻度が高いのが胃悪性リンパ腫であり,非上皮性悪性腫瘍の約60%を占める.胃原発悪性リンパ腫は,一部の特殊なものを除き,そのほとんどがB細胞性であり,low-gradeであるmucosa-associated lym phoid tissue(MALT)リンパ腫(L-MALT)とhigh-gradeであるdiffuse large cellリンパ腫に大別される.L-MALTは,1983年にIsaacsonらにより提唱され1),その後広く一般に認識され,1994年には,Revised European-American Classification of Lymphoid Neoplasms(REAL分類)にも取り入れられるに至ったが,以前は胃悪性リンパ腫の鑑別対象であったReactive Lymphoreticular Hyperplasia(RLH)の大部分が,これに含まれるものと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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