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今月の主題 Hematological malignancy—診断と治療の現状と展望 Editorial
進歩するhematological malignancyの診断と治療
著者: 木崎昌弘1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.168 - P.170
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造血器腫瘍においては,病態に直接関与する分子を標的とした治療法の開発が進んでいる.
ABLチロシンキナーゼ阻害剤STI 571はPh1陽性白血病の治療薬として期待されているが,特定のシグナル分子を標的にした低分子抗腫瘍薬として臨床治験が進んでいる.
APLに関してはATRAによる分化誘導療法の後,再発例に対してAs2O3や合成レチノイドAm 80が有効である.
低悪性度Bリンパ腫に対しては,ヒト化抗CD20モノクローナル抗体が有効である.
多発性骨髄腫には血管新生阻害剤であるサイドマイドをはじめ,As2O3,特異的モノクローナル抗体療法が考えられている.
造血器腫瘍においては,病態に直接関与する分子を標的とした治療法の開発が進んでいる.
ABLチロシンキナーゼ阻害剤STI 571はPh1陽性白血病の治療薬として期待されているが,特定のシグナル分子を標的にした低分子抗腫瘍薬として臨床治験が進んでいる.
APLに関してはATRAによる分化誘導療法の後,再発例に対してAs2O3や合成レチノイドAm 80が有効である.
低悪性度Bリンパ腫に対しては,ヒト化抗CD20モノクローナル抗体が有効である.
多発性骨髄腫には血管新生阻害剤であるサイドマイドをはじめ,As2O3,特異的モノクローナル抗体療法が考えられている.
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