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今月の主題 Hematological malignancy—診断と治療の現状と展望 治療の現状と展望 化学療法
高齢者造血器腫瘍の治療
著者: 大田雅嗣1
所属機関: 1東京都老人医療センター血液科
ページ範囲:P.234 - P.237
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高齢者が増加している今日,加齢とともに造血器腫瘍の罹患率が上昇傾向にある.高齢者造血器腫瘍はもはや特殊な疾患ではない.
75歳までの急性骨髄性白血病,80歳までの悪性リンパ腫に対しては生理的年齢,臓器予備能を加味しつつ,原則的に成人と同じように積極的に化学療法を行う.
高齢者造血器腫瘍においても,evidence-based medicine(EBM)をめざし,多施設における共同研究を推進することが急務である.
造血器腫瘍罹患患者で痴呆症を伴うことをしばしば経験する.家族との話し合いのなかで治療のゴールをどう設定するかが重要である.
高齢者が増加している今日,加齢とともに造血器腫瘍の罹患率が上昇傾向にある.高齢者造血器腫瘍はもはや特殊な疾患ではない.
75歳までの急性骨髄性白血病,80歳までの悪性リンパ腫に対しては生理的年齢,臓器予備能を加味しつつ,原則的に成人と同じように積極的に化学療法を行う.
高齢者造血器腫瘍においても,evidence-based medicine(EBM)をめざし,多施設における共同研究を推進することが急務である.
造血器腫瘍罹患患者で痴呆症を伴うことをしばしば経験する.家族との話し合いのなかで治療のゴールをどう設定するかが重要である.
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