文献詳細
文献概要
今月の主題 Hematological malignancy—診断と治療の現状と展望 治療の現状と展望 支持療法
サイトカインの造血器腫瘍治療への臨床応用
著者: 矢ヶ崎史治1 別所正美1
所属機関: 1埼玉医科大学第1内科
ページ範囲:P.258 - P.261
文献購入ページに移動通常化学療法後のG-CSF投与は好中球減少期間を短縮するが,生存率には影響を与えないとする成績が多い.
G-CSFが入院日数や抗生剤投与期間を短縮するとの報告はあるが,医療コストの削減に貢献するかは未解決である。
G-CSFの予防投与は化学療法後の骨髄抑制が高度で40%以上が発熱すると予測される場合に妥当である。
AMLにおけるG-CSF投与が寛解導入失敗や再発率を増加指せる臨床的根拠はない.
掲載誌情報