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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻2号

2001年02月発行

今月の主題 Hematological malignancy—診断と治療の現状と展望

治療の現状と展望 支持療法

サイトカインの造血器腫瘍治療への臨床応用

著者: 矢ヶ崎史治1 別所正美1

所属機関: 1埼玉医科大学第1内科

ページ範囲:P.258 - P.261

文献概要

ポイント
 通常化学療法後のG-CSF投与は好中球減少期間を短縮するが,生存率には影響を与えないとする成績が多い.
 G-CSFが入院日数や抗生剤投与期間を短縮するとの報告はあるが,医療コストの削減に貢献するかは未解決である。
 G-CSFの予防投与は化学療法後の骨髄抑制が高度で40%以上が発熱すると予測される場合に妥当である。
 AMLにおけるG-CSF投与が寛解導入失敗や再発率を増加指せる臨床的根拠はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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