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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻4号

2001年04月発行

今月の主題 Geriatrics—高齢者のQOLをみる医療

Geriatric syndrome—高齢者特有の病態

腰痛

著者: 木檜晃1

所属機関: 1都立大塚病院リハビリ科

ページ範囲:P.588 - P.591

文献概要

ポイント
 腰痛は人類の宿命的な症状とも言われているが,70〜80%が画像上の器質的変化にその原因を求めることが困難で,70%が3週以内で自然緩解することが多い.
 高齢者に関しては腰痛の原因として,悪性腫瘍を常に考えておく必要がある.
 腰痛に対する従来からの物理療法は,理論的根拠に乏しく無効なことも多いが,AKA(arthrokinematic approach)は筆者の施設で約80%に有効性が認められた.
 高齢者の訴えをよく聞いてあげることが必要であり,治療の第一歩はそこから始まる.“年だから”の一言は口に出さないようにしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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