文献詳細
文献概要
今月の主題 Geriatrics—高齢者のQOLをみる医療 Geriatric syndrome—高齢者特有の病態
腰痛
著者: 木檜晃1
所属機関: 1都立大塚病院リハビリ科
ページ範囲:P.588 - P.591
文献購入ページに移動ポイント
腰痛は人類の宿命的な症状とも言われているが,70〜80%が画像上の器質的変化にその原因を求めることが困難で,70%が3週以内で自然緩解することが多い.
高齢者に関しては腰痛の原因として,悪性腫瘍を常に考えておく必要がある.
腰痛に対する従来からの物理療法は,理論的根拠に乏しく無効なことも多いが,AKA(arthrokinematic approach)は筆者の施設で約80%に有効性が認められた.
高齢者の訴えをよく聞いてあげることが必要であり,治療の第一歩はそこから始まる.“年だから”の一言は口に出さないようにしたい.
腰痛は人類の宿命的な症状とも言われているが,70〜80%が画像上の器質的変化にその原因を求めることが困難で,70%が3週以内で自然緩解することが多い.
高齢者に関しては腰痛の原因として,悪性腫瘍を常に考えておく必要がある.
腰痛に対する従来からの物理療法は,理論的根拠に乏しく無効なことも多いが,AKA(arthrokinematic approach)は筆者の施設で約80%に有効性が認められた.
高齢者の訴えをよく聞いてあげることが必要であり,治療の第一歩はそこから始まる.“年だから”の一言は口に出さないようにしたい.
掲載誌情報