medicina38巻4号

2001年04月発行

今月の主題 Geriatrics—高齢者のQOLをみる医療

Geriatric syndrome—高齢者特有の病態

歩行障害

著者： 大橋正洋¹

所属機関： ¹神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション科

ページ範囲：P.604 - P.605

文献概要

ポイント
　高齢者の歩行速度は，60〜70歳以後，目立って遅くなる．
　歩行能力の低下は，高齢者の生活範囲を狭くするとともに転倒などを起こしやすくする．
　神経疾患や骨関節疾患が合併すると，歩行障害はさらに重度となる．
　歩行分析などの手段によって歩行障害を評価し，原因に応じた対応が必要である．