文献詳細
文献概要
今月の主題 Geriatrics—高齢者のQOLをみる医療 Geriatric syndrome—高齢者特有の病態
転倒
著者: 小宮山純1
所属機関: 1平塚共済病院神経内科
ページ範囲:P.606 - P.608
文献購入ページに移動ポイント
転倒は高齢者における不慮の死亡原因の3位で,大腿骨頸部骨折後に死亡例が多い.死亡しないまでも寝たきり要因となる.
原因は多要因であり,バランス・歩行障害,認知障害,薬物,活動状況,環境要因が絡み合わさって生じる.
バランス障害があっても神経学的評価で検出できないことがあり,歩行・平衡機能評価が必要になる.包括的な転倒評価により危険因子を確認し,転倒予防を行う(ヒッププロテクターなど).
転倒は高齢者における不慮の死亡原因の3位で,大腿骨頸部骨折後に死亡例が多い.死亡しないまでも寝たきり要因となる.
原因は多要因であり,バランス・歩行障害,認知障害,薬物,活動状況,環境要因が絡み合わさって生じる.
バランス障害があっても神経学的評価で検出できないことがあり,歩行・平衡機能評価が必要になる.包括的な転倒評価により危険因子を確認し,転倒予防を行う(ヒッププロテクターなど).
掲載誌情報