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文献詳細

雑誌文献

medicina38巻5号

2001年05月発行

文献概要

今月の主題 動きながら考える内科エマージェンシー 症状からのアプローチ

吐血

著者: 石井賢治1 小泉俊三1 池田信博2

所属機関: 1佐賀医科大学総合診療部 2池田内科・胃腸科

ページ範囲:P.804 - P.806

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ポイント
 血を吐いたとの病歴であっても,耳鼻科領域,呼吸器領域からの出血もあるので注意を要する.
 初期診断には病歴が重要であり,早期処置と併行して誘因・状況・既往歴などを聴取する.
 上部消化管出血は早期の内視鏡検査が必須であり,専門医に直ちに連絡をとる.
 内視鏡検査の前に必ず心機能,呼吸機能,肝機能,腎機能,出血傾向の有無を,少なくとも病歴と身体所見により評価する。
 緊急の輸血が必要となることも多く,病状と併せ本人と家族に十分な説明を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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